プロ生勉強会@超会議でセッションをしました
はじめに
この記事は長文です。読み飛ばすと10秒で読めます。
@daisuke_nomura です。2012/04/28と29に幕張メッセで「ニコニコ超会議」が開催されましたが、この29日に催された「超エンジニアミーティング」の一つ、「プログラミング生放送勉強会@超会議」でセッションをしました。セッションをした理由は、「人が足りなかった」からです。。。
超会議と超エンジニアミーティング、プロ生勉強会@超会議
ニコニコ超会議は2012年4月28日と29日の2日間行われた「ニコニコの大文化祭」でした。多種多様なカテゴリから様々な人が幕張メッセに集い、全力で遊びました。踊っている人もいれば歌っている人もいる、東京スカイツリーの模型があると思えばCDを頒布している人、大量の痛車もありました。アホなイベントと言われるし思われるかもしれないけど、遊びに全力投球する人たちが集まったイベントでした。
その大規模イベントの一つに、「超エンジニアミーティング」というブースがありました。常設ブースとは異なり、スライドが表示できる画面とスピーカー、椅子がある程度の場所で、入れ替わって自分自身が話したいテーマ(言語、ライブラリなど)についてセッションをする場でした。超エンジニアミーティングに呼ばれたのはjava-ja、日本Rubyの会、Scala日本ユーザーズグループ、Node.js日本ユーザグループと言った、「その筋であればだれでも知っている」グループでした。ただその中に、プログラミング生放送勉強会(プロ生勉強会)が入っていました。
プロ生勉強会は「IT勉強会」なので、プログラミング言語、ライブラリやスマートフォンプラットフォーム、自然言語処理やFPGAなど、どんなテーマでもセッションを行う勉強会です。他の4つのとは大分(たぶん)毛色が異なります。
プロ生勉強会がニコニコの運営と協力してイベントを行うのは2011年12月24日のクリスマスイブプログラミング生放送勉強会以来で、クリスマスイブの時はニコニコカーが来てくれました。
メインセッションは戀塚さん
どの時期だったかは忘れてしまいましたが、プロ生主催者の5zjさんからドワンゴの戀塚さんに、メインセッションをお願いしました。1)5zjさんによるプロ生勉強会の説明、2)メインセッション の後に、登壇者募集型のLTが複数続くタイムスケジュールとなりました。各セッションについては後述。
誰も応募しないLT
プロ生勉強会のセッションは「登壇者募集型」で、セッションしたい人が応募したら話す形式です。LTも同様です。超会議においても同じ形式を採りましたが、LTに誰も応募してきませんでした。困った。
もちろん、誰も応募してこない時のために「第2プラン」が用意されており、鳥居みゆっきさん、きりんさん、5zjさんと私で何とかするようになっていまいた。超会議で鳥居みゆっきさんの次にセッションをしてくださった_Toxy_さんだけは例外で、私が超会議の数日前にセッションをお願いし、快諾してくれました。
この段階で、5zjさんを除く4名でLTをする計画が組まれました。超エンジニアミーティングでの持ち時間は1時間半なので、1)プロ生勉強会の説明をする5zjさん、2)戀塚さんのメインセッション、3)LT というタイムスケジュールになり、LTは残り時間で実施する予定になりました。
見えない客層
プロ生勉強会は超会議で「必要がないにもかかわらず」、atndを利用して来場客の参加を募りました。超会議はチケットさえ買えば誰でも入れるため、atndの募集は必要ありません。
必要のない参加募集を行った目的は、「どんな客層がくるのか」を把握するためでした。超会議はプロ生勉強会単独で開催する場合と異なり、来場客がどれくらいITに理解がある・どんな興味を持つ人なのかが分かりません。幕張メッセに多種多様な人が集まる中、「ITに興味があるがあまり詳しくない層」が来るのであれば、それに合ったセッションにする必要があります。高スキルな人向けのセッションは他のグループがやってくれるはずですし、言語やライブラリについての内容では差別化できません。折角超会議に参加できるにもかかわらず、特徴(特徴も)が出なくて埋もれます。
atndで参加募集はしましたが、結局どんな客層が来るのかは想像するしかありませんでした。
ちなみに、プロ生勉強会のLTは「ニコニコ的なもの」という共通のお題が出ていました。
ついに始まった超会議・超エンジニアミーティング
LTなので5分間で強制的に切られるはずですが、前述のとおりLTへの応募が無かったため、人が足りなく、LTが10分になりました。ほぼセッションです。それに加え、LTする予定の方一名の遅刻による発表中止で時間に余裕ができたので、各セッションとものんびり進みました。私は3番目に登壇予定でしたが、時間調整役となり最後になりました。自分の持ち時間は残りの20分ほどでしたか。
なんとか乗り切った感と反省
時間調整役どころか無駄に間延びしたセッションになりましたが、最初だけ「なんとか乗り切った感」がありました。でも興奮が収まり冷静に考えると、あれだけの人に見てもらえる価値があったかどうか、考えちゃいますよね。正直、価値無いですよね。
まず、技術的なことは全然話しませんでした。参加者的には、技術的な内容盛りだくさんよりも、近い将来に登場する「なにか新しいものがある」感の方が求められていると結論づけたためです。インターネットにアクセスする理由の一つに「なにか新しいものがある」でしょう。
プロ生は正式には「プログラミング生放送勉強会」と名称に「プログラミング」と入ってますが、プログラミングオンリー勉強会ではなく、IT全般に関してOKですし。
また、戀塚さんがWindows 8用のニコニコ動画アプリについて話すと耳にし、対比(比較?)で利用しました。
スライドと録画
スライドは以下。
録画は以下。プロ生コミュニティのメンバーのみ、再生が可能です。
http://www.nicovideo.jp/watch/1338373654
http://www.nicovideo.jp/watch/1338374116
また、超会議用のパワポテンプレートが配布されたので、スライドの見た目は良くなりました。 内容については次。
セッション内容
セッションでは、nicosearchの紹介 + Windows 8向けアプリの紹介という内容にしました。nicosearch自体は本年4月のプロ生勉強会@品川で紹介したのですが、超会議では更に多くの人に見てもらえる可能性がある上、APIを公開する流れになったので(API公開の締切は超会議のセッションが行われるまで)、再度のご紹介ですが加えました。サジェスト機能は公式には無い便利な機能なので自然と注目が注がれるでしょう。
後半はWindows 8アプリです。まずは発売もされていないWindows 8を説明しようか考えましたが、1)10分に収めるには厳しい、2)Windows 8いう名前からWindows 7の後継バージョンであることが容易に推察できる ことから、省きました。Windows 7を知らない人は大変少ないでしょう。さらに、Windows 8アプリの開発環境も省きました。これも時間がないため。言語云々、非同期API云々、Metroも同様に省略。
結果的に残った部分は、自分の作っているアプリについてでした。これは見てる側からすれば訳わからん状態ですね。何を伝えたいのか分からない。極端にまとめると「Windows Phoneでニコニコのアプリ開発してて、それをWindows 8に移植しますー」ですが、そういう説明も足りなかった。LT気分でとりあえず5分何とかすればええやん時間埋める役だし、、、で話の流れを決めてスライドを作ると良くない。反省反省。
次にLTするときにこの記事を見て反省をしながらスライド作る自分に期待したいです。。。
今後
超会議でご紹介したWindows 8用ニコアプリ(仮) はいつかリリースします。できれば、公式より先にリリースしたいですね。